【絶妙】リコーGR2とRAW現像で表現の幅がさらに広がるかもしれません。
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投稿日:2020年6月28日 更新日:2020年7月5日
リコーのコンパクトデジカメGRⅡ。
そのまま撮ってもきれいな写真が撮れます。
エフェクトやホワイトバランスを組み合わせると表現の幅が広がります。
そんなGRⅡですが、実はRAW現像を使うと、さらに一味違った写真ができます。
今回はGRⅡのRAW現像を紹介したいと思います。
RAW現像ってなに?という方はこちらのページが参考になります。
GRⅡで撮った写真をRAW形式で保存するには
普段JPEG形式で撮影している方は、馴染みがないかもしれませんが、GRⅡでもRAW形式の保存ができます。
やり方はこちらの記事で紹介しています。
【静止画のフォーマットの設定も出来る】の部分にあります。
ちなみにRAWはRAW形式のみ、RAW+はRAW形式とJPEG形式の同時保存をするモードです。
RAW現像のいいところ
RAW現像をしてみて分かったいいところはこちら
- 撮影した後で、編集できる
- 青がきれいになる(GRⅡのRAWファイルの場合)
- 暗い部分を修正できる
- 画像の切り取りも出来る
- 暗くすることも出来る
撮影した後で、編集できる
GRⅡに付いている、ホワイトバランスやエフェクトを使うと印象的な写真が撮れます。
良い写真が撮れることもあれば、「あの時、このエフェクトでも撮っておけばよかった」、「この設定の方が良かったかも・・」と悔しい思いをすることもあります。
しかもシャッターチャンスを考えると、一瞬のタイミングに合ったエフェクトを上手に選ぶのは結構難しいです。
エフェクトの選択をバッチリ出来るようにするのも楽しいですが、ガッカリしたくない・・・という場合には、撮影した写真を後で編集をするというのも一つの手かもしれません。
RAW現像を使えば(ピンボケや白飛びなどの大きなミスが無ければ)きれいな写真を作ることができます。
撮影をして家に帰った後に、ゆっくり編集を出来る上に、様々な変化を付けた写真を見ることで、どんな色合いが良いかどうかの勉強にもなります。
青がきれい
GRⅡのRAWファイルを撮った時の印象ですが、青がきれいに表現できる気がします。
なので、青空や川の水面などを撮ると、他のカメラとは違った印象の写真が撮れます。
こちらの写真は、やや曇っている時に撮った写真です。
空、川がくすんでいて、木は陰で黒くなっています。
お世辞にもいい写真とは言えません・・。
先ほどの写真をRAW現像したものがこちら。
くすんでいた空が青々としています。
川も青空が反射してきれいな感じです。
先ほどの写真では黒くなってしまっていた木も緑が分かるようになりました。
もう一つ、曇り空の写真です。
天気が悪かったこともあり、明るさも足りていません。本当ならボツ写真になりそうです。
暗い写真もここまできれいな写真にできます。
ガッカリ写真が、パンフレットのような写真になる変わり様は、初RAW現像の時は驚きました。
撮影した後にここまで挽回できるのは、助かります。
天気の関係で撮影を諦めないで済むのもポイントです。
暗い部分を修正できる
葉の生い茂った木を下から見ると、とてもいい写真が撮れそうです。
・・と言っても、実際に撮影してい見ると、葉っぱが影になってしまってきれいに写らない・・・なんてことがあると思います。
そんな時はRAW現像を試してみると解決するかもしれません。
実際はもっと暗くても修正できるのですが、良い写真が無かったので・・この写真を紹介します。
葉の影が出ないように注意しながら撮影したものですが、下から撮ると、どうしても暗くなってしまいます。
こんな時にRAW現像をすると暗い部分だけ明るさを上げることができます。
すると、下から光を当てたような明るい写真にすることができます。(今回は分かりやすいように明るさを極端に上げてみました)
(今回はイチョウですが・・・)普通の木だったら、会社のホームページの環境分野で使う写真のようになります。
暗くなってしまった写真を追加します。こちらは以前撮った葉桜の写真です。
そのままの状態だと、暗くなってしまいます。
木を下から見上げた感じはとてもよさそうなのですが、撮った写真を見ると「なんだかイメージしていたのとは違う・・・」とガッカリしてしまうかもしれません。
明るさを調節してRAW現像すると、同じ写真がここまで変わります。
ちなみに、この写真を撮った時の天気は雨が降りそうな曇り空です。
普段なら、天気を見て撮影に行くのをためらってしまうかもしれませんが、現像をすると意外と大丈夫です。
画像の切り取りも出来る
RAW現像では、明るさや色だけでなく「切り取り」も出来ます。
撮影した後に、「この部分だけを使いたい」と思った時は、便利です。
暗かった写真を明るくして、写真の中心を切り取ってみました。
ちなみに、色温度を変えると雰囲気を変えることができます。
暗くすることも出来る
今まで、明るくする方法ばかり紹介しました。
実は、暗くすることも出来ます。
例えば、こちらのアジサイの写真。
背景を暗くして、アジサイの花を目立たせたいと思います。
写真全体をハッキリさせた後に、背景を暗くしてみました。
ちょっとしたことですが、印象が変わると思います。
現像ソフトはどうするか
現像ソフトは、GRⅡを買った時に付いてくるソフトを使うことができると思います。
ただ、うっかりGRⅡに付いてきた現像ソフトを失くしてしまったので、代わりのソフトを使っています。
それが、LightRoomClassicというソフトです。
Adobeのソフトということもあって、プロが使うイメージのソフトで高価な印象が強かったのですが、今ではリーズナブルに利用することができます。
LightRoomClassicの他にPhotoshop、LightRoomも使えて月額980円!
使う前は「わざわざ使うほどでもないんじゃないかな?」と思っていましたが・・・・試しに使ってみると、とても使いやすくて手放せない存在になってしまいます。
正直、まだまだ初心者で使いこなせていませんが、それでも自分の写真に「きれいに撮れてる!」とコッソリ褒めるほどになりました。(自己評価ですが・・・)
最近は、ストックフォトサイトのAdobe Stockで現像した写真を販売しているので、現像した写真の参考になるかと思います。
素人でもここまでの写真ができるとなると、お得かな、と思います。
使い方を解説した動画があるので、初めての方も安心
LightRoomClassicを使って初めに感じたのが「どうやって使えばいいんだろう・・・」でした。
周りにソフトを使っている人が全くいなかったので、たいへん・・・。
そう思っていましたが、LightRoomのサポートはしっかりしています。
すぐに、チュートリアル動画が見れるようになっているので、基本操作から、編集方法までするに知ることができます。
チュートリアル動画では、現像の様々な手法が紹介されています。思わず「すごい・・・」という言葉が漏れてしまうほど。
あまりに衝撃的だったので、すぐに使ってみたくなりました。
まだ使ってから2カ月ほどですが、いまだに新しい方法を試しています。
あとがき
今回は、GRⅡで撮った写真のRAW現像を紹介しました。
そのまま撮ってもきれいな写真が撮れるGRⅡですが、撮った後の写真をRAW現像してみると、さらに表現の幅が広がります。
Lightroomも難しそうですが、感覚的に使えるのですぐになれるのもいいところ。
気になった方は試してみてはいかがでしょうか。