【かんたん】ニコンのフルサイズ一眼レフD750の動画撮影方法を紹介します。
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ニコンのフルサイズ一眼レフD750
とてもきれいな写真が撮れるので、スマートフォンよりもレベルの格段に高い写真が残せます。
実は、D750は動画撮影もできます。
とはいっても、普段写真だけ撮っていると「動画を撮ってみよう」と思った時に操作方法が分からないということもあります。
そこで今回は、D750の動画撮影方法を紹介します。
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動画撮影の基本
D750で動画撮影をする時にやることは、これだけです。
- 動画モードに切り替え
- 録画ボタンを押す(動画撮影の開始)
- 録画ボタンを押す(動画撮影の終了)
こんな簡単なことなのに、初めて動画撮影をしようとした時は「あれっ・・」と、迷ってしまい時間がかかってしまいました。
普段動画撮影をしない方も、撮影方法を頭の片隅に入れておくと便利かもしれません。
動画モードに切り替える
D750の液晶画面の横にあるツマミを動かします。
録画ボタンを押す
赤丸の付いているボタンを押すと録画が始まります。
すると、動画撮影が始まります。
動画撮影を終了させたい時は、もう一度「録画ボタン」を押すだけです。
ピントの合わせ方
先ほど紹介した手順で、動画撮影はできてしまいます。
ですが「ピントが合っていない」ということもあると思います。
次は、ピントの合わせ方を紹介します。
ピントの合わせ方は2つあります。(他にもあるかもしれないので、分かったら追加します)
- オートフォーカス
- マニュアルフォーカス
オートフォーカス
オートフォーカスは、カメラがピントを合わせてくれる方法です。
動画撮影の時は、撮影開始前に使っておくと良いと思います。
ただ、動画撮影中はあまりオススメできません。
なぜなら、オートフォーカスで再度ピントを合わせる時に「一瞬ピンボケ状態」になってしまうからです。
写真撮影の時は、ピントが合った状態だけ記録されます。
これに対して、動画撮影中は一瞬のピンボケもしっかり記録されてしまいます。
被写体にピントが合った状態で動画撮影したい場合は、動画撮影中のオートフォーカスは避けた方がいいかもしれません。
オートフォーカスのやり方
オートフォーカスのやり方は、とてもかんたんです。
シャッターボタンを半押しするだけです。
動画の撮影前、撮影中もピントを合わせることができるのでお手軽な方法だと思います。
マニュアルフォーカス
マニュアルフォーカスは、手動でピントを合わせる方法です。
オートフォーカスではピントが合わせにくいような時に使うイメージですが、動画撮影でも効果的だと感じています。
その理由は、(慣れる必要はありますが・・)ピント調節がスムーズにできるからです。
例えば、動画撮影中に「手前の風景」から「奥の風景」に焦点を当てる部分を変える場合だと・・
マニュアルフォーカスだと「自分が思った通りの速度でピント調節」ができます。
始めの数回は苦戦するかもしれませんが、何度かやっていくと「ドラマや映画で出てくる映像のようなピントの調節」が出来るようになります。
すると、常に被写体にピントが合っている動画とは違って、動きのある映像ができると思います。
マニュアルフォーカスのやり方
マニュアルフォーカスのやり方も、とてもかんたんです。
レンズのフォーカスリングを回すだけです。
やり方はかんたんですが、ピントを合わせるには慣れが必要です。
液晶画面を見ながら、何度かピント調節をやって感覚をつかんでおくとよさそうです。
ボケ味を付ける
デジカメで動画を撮るメリットといえば「ボケ味」だと思います。
iPhoneやスマートフォンなどでは、くっきりした映像が撮れる反面「背景がボケた映像」は難しい印象です。
一眼レフカメラは、写真と同様にボケ味のある動画も簡単に撮ることができます。
ボケ味を付けるメリット
使って感じた、ボケ味のある動画を撮るメリットはこちら
- 被写体(主題)をハッキりできる。
- 背景(人やもの)が映りにくくなる
被写体(主題)をハッキりできる。
写真と同じように、動画でもボケ味を付けると「画面上で何が主題」かどうかを決めやすくなります。
これだけでも「何を言いたいか分からない映像」になりにくくなる気がします。
また、立体感も出るので印象的な映像が仕上がると思います。
背景(人やもの)が映りにくくなる
動画を撮影している時に、他の人やモノなど「映ってほしくないもの」があることがほとんどです。
大がかりな撮影(ドラマや映画)などでは、人が入らないようにできるかもしれませんが、個人で動画を撮る時はできません。
そんな時にiPhoneやスマートフォンのくっきりした映像だと、背景(映ってほしくないもの)を避けるのが結構大変です。
そんな苦労が一眼レフカメラの「ボケ味」を使えば軽減されるかもしれません。
背景をボケやすくすれば、被写体以外をボカすことができます。
やり方
ボケ味を付ける方法はこちら
- 絞り優先モード(A)にする
- F値の数字を下げる
写真と同様、動画でもこの方法が使えます。
絞り優先モード(A)にする
まずやることは、絞り優先モード(A)にすることです。
絞り優先モードは、絞りを自分で決めるモードです。
(シャッタースピードなど、その他の設定はカメラにお任せ)
絞り優先モード(A)にすると、ボケ味のある動画が撮れるようになります。
F値の数字を下げる
次にやることは「F値の数字を下げる」ということです。
ニコンD750レンズキットでは、F値は「最小が4」「最大が22」です。
F値の数字を下げると背景がボケる他に「映像が明るくなる」という特徴があります。
F値の数字を下げると背景がボケる他に「映像が暗くなる」という特徴があります。
映像が暗い時は・・
動画を撮影するシーンによっては「暗い・・」と感じることもあります。
そんな時の対策はこちら
- 光を取り入れる
- F値の数値を下げる
- ISO(の数値)を上げる
光を取り入れる
かなり単純な発想ですが・・「光が足りないなら、光を加える」という方法があります。
例えば、屋内で動画撮影をしていて「暗いな・・」と感じた時は「カーテンを開けて太陽光をできるだけ取り入れる」というのも効果的です。
太陽光が届かないなら、照明を利用してもいいかもしれません。
部屋の電気を付けたり、別途照明を使ったり・・
こちらの商品は使ったことが無いので、イメージとして載せておきます。
F値の数値を下げる
ボケ味を付ける時に紹介した「F値」ですが、数値を下げることで映像を明るくすることも出来ます。
背景のボケが気にならなければ、使ってみてもいいかもしれません。
ISO(の数値)を上げる
ISOを上げるのも効果的です。
ISOを上げると、少ない光でも明るい動画を撮ることができるようになります。
動画を撮ってみて「暗くて上手に撮れない・・」という時は試してみてもいいかもしれません。
ISOを上げるデメリットは、映像にノイズがのってしまうことです。
一見明るくきれいに撮れたと思っても、大きな画面でチェックしてみると「ノイズがのっていた・・」なんてこともあります。
ISOは適度に上げていくのが良いかもしれません。
やり方
先ほど紹介した、絞り優先モード(A)ではISOの値も「カメラにお任せ」になってしまいます。
暗いところで撮影すると、ISO値が12800になるなんてことも・・。
対策は「ISOの上限値の変更をする」です。
ISOの上限値の変更をすれば「この数値よりISOを上げないで」と決めることができます。
MENUボタンを押してメニュー画面を開きます。
上の絵のように「動画メニュー」の「動画ISO感度設定」の中から「制御上限感度」を選択します。
制御上限感度で、お好みのISO数値(ISO数値をこれ以上上げないでというもの)を選択します。
設定後は、暗くなっても設定したISO感度の上限より大きくなることがありません。
今回はISO800を上限にしています。
真っ暗な状態(レンズカバーをつけっぱなし)でもISOが800になっています。
音声録音
動画なので、音声も同時に録音できます。
カメラに付いているマイクは、「悪くはないけど・・良いというわけでもない・・」という印象です。
音にこだわりたいなら、別途マイクを購入してもいいかもしれません。
別途マイクを購入しなくてもできる設定は3つ(見つけ次第追加予定です)
- 風切り音低減
- ミュート
- 録音帯域の設定
風切り音低減
外で動画を撮っている時に気になるのが「風切り音」です。
普段の生活だと、強風の時は気になるものの、それ以外は風の音を気にすることがないと思います。
ですが、撮り終わった動画を確認してみると、案外「風の音」が耳障りに感じます。
D750は、設定で風切り音の低減ができます。
どのくらいの効果があるか分かりませんが、無いよりはあった方がいいかもしれません。(設定するだけなので・・)
やり方
風切り音低減はメニュー画面から設定できます。
「動画撮影メニュー」の「風切り音低減」を選択します。
風切り音低減設定画面で「する」を選択するだけです。
ミュート
もう一つの対策が「ミュート」です。
音が気に入らないなら、そもそも「録音しなければいい」という発想です。(ちょっと乱暴かもしれません・・)
YouTubeなどの動画を見ていると、BGMのみにしているものも少なくありません。
音があまり良くない(満足した音が録音できない)なら、BGMに差し替えてしまう方法もアリかもしれません。
やり方
ミュートのやり方は「動画撮影メニュー」の「マイク感度」選択して設定します。
マイク感度設定画面の詳細で「録音しない」を選択すれば、ミュート(録音なし)にできます。
録音帯域
使ったことが無いので、効果は分かりませんが、「録音帯域」を変更できます。
録音帯域の設定画面では「広帯域」と「音声帯域」が選択できます。
使うシーンによって、録音帯域を変更すると満足できる音が録音できるかもしれません。
別途マイクを購入
別途マイクを購入すると、音にこだわった動画を作ることも出来ます。
今のところ、マイクを使っていないので分かりませんが・・・
YouTubeを見ていると、RODEというメーカーのマイクがおすすめという声が多いような気がします。
聴き比べ動画もあったので、見てみたところ音質はよさそうです。
本格的に動画を撮影するようになった時には購入してみたいと思っています。
手ブレ問題
カメラ自体が重いこともあって、動画の手ブレが気になるかもしれません。
実際に撮影してみて感じたことはこちら
- 多少の手ブレは問題なし
- ストラップを首にかけてのばすのがいい
- 三脚があるとブレない
- ジンバルがよさそう(まだ持っていませんが・・)
多少の手ブレは問題なし
動画を撮り始めた時「ちょっとでも手ブレがあると良くない」と思っていました。
ただ、撮影した動画を見直すと「多少手ブレがあった方が臨場感がある動画になる」と感じました。
理由はまだ分かっていないのですが・・・おそらく、カメラが全く動かないと「無機質な感じ」になってしまうのかな・・と勝手に思っています。
ストラップを首にかけてのばすのがいい
とはいっても、手ブレ対策をしないと画面が揺れすぎて、動画を見ている人が酔ってしまいそうになります。
手ブレ対策はストラップが有効だと思います。
やることはかんたん「カメラに付けたストラップを首にかけて」「カメラを持って前に突き出す」「ストラップがピンと張るようにする」
すると、ブレが軽減されます。
カメラと一緒にストラップも買う方が多いと思うので、一番お手軽な方法だと思います(荷物も増えませんので・・)
三脚があるとブレない
ストラップよりもブレを抑えるには「三脚」があると良いです。
「この場面ではどうしてもブレてほしくない」という場合や「被写体が動くのを同じ位置から撮影したい」という場合に効果的です。
その他、夜景撮影などでも使えるので、動画だけでなく写真でも活躍すると思います。
三脚を使ってみて感じたのが「カメラの重量を支えられるか確認する」ということです。
安い三脚でも良いのですが、安定感が悪いと「カメラを設置したときに倒れてしまう」心配もあります。
以前使っていた三脚が壊れてしまったこともあって、新しい三脚を探している最中です。
候補にしている物がこちら
購入したらレビューしたいと思います。
ジンバルもよさそう
動画を撮っていると、欲が出てしまうもの・・
「どうせなら、ドラマのようにスムーズな撮影ができないものか・・」と。
いろいろ調べていると「ジンバル」なるものが良いそうです。
まだ使ったことが無いのですが・・カメラに取り付けると、手ブレを無くしてくれるすぐれもの。
ただ、値段が高いので購入には勇気がいりそうです。(あと、かなり目立ちそう・・)
メーカーは違いますが、レンタルもあるようです。
>>MOZA 一眼レフ/ミラーレスカメラ用ジンバル MOZA Air 2をレンタルする。
とはいっても、旅行の動画をかなりきれいに残せそうなので、使ってみたい気持ちもあります。
ちなみに、スマートフォン用のジンバルもあるので、旅行ではこっちの方がいいのかもしれません。(超高性能な自撮り棒のような感じ)
レンティオで「ジンバル」と検索すると、たくさん見つかります。
旅行に行く予定がある方は、試しに使ってみてもいいかもしれません。
撮影した動画を編集するなら
デジカメで動画を撮影できるので、スマホとは違った高画質動画が作れるのはとても魅力的です。
とはいっても、撮った動画をそのまま使うのはイマイチかもしれません。
(無駄のないバッチリな動画を撮るのは難しいです)
ユーチューバーという言葉をよく聞くようになったせいか動画編集も身近なものになってきました。
「動画編集ってどうすればいいか分からない・・」という方も多いかもしれません。
調べてみたところ、動画編集を教えてくれるサービスがけっこう見つかりました。
(オンラインでできるものが多いので、手軽に始められそうです)
興味がある方は受講を検討してみてもいいかもしれません。
(撮影した動画を編集して発信できるようになれば、さらに楽しめそうです)
デジタルハリウッドというと、敷居が高いイメージを持っていましたが、オンラインでも学習できてしまうんですね。(いい時代になりました)
デイトラは、動画編集だけでなくWebデザイン・プログラミング講座・ドローン講座もあります。
金額がお安めなので、気になっているサービスのひとつです。
動画編集で稼ぐ・・ということは、お仕事にできるくらいの品質の編集技術が学べるということ、かもしれません。
趣味だけど、本格的に動画編集をしてみたいという方には良いかもしれません。
こちらは、動画編集を仕事にしたい方向けかもしれません。
(趣味でちょっとやってみよう。という方にはちょっとハードルが高そうな気がします・・)
あとがき
今回は、ニコンのフルサイズ一眼レフD750の動画撮影方法を紹介しました。
紹介した方法を使えば、ある程度動画撮影が出来ると思います。
今まで動画撮影をしたことが無かった方には、動画撮影にはまってしまう方もいるかもしれません。
動画撮影を少しやってみた感想としては、写真撮影の知識(光、ボケ味、構図など)を使うと、きれいな映像を撮れるような気がしました。
被写体との距離や動画の時間など、写真とは違った部分もあるので興味深いです。
気になった方は、試してみてはいかがでしょうか。