【思い通り】マニュアルモードを使えば、ニコンのフルサイズ一眼レフD750の動画撮影が快適になるかもしれません。
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ニコンのフルサイズ一眼レフD750
写真はもちろん、動画撮影でもきれいに撮れます。
今回は、D750の動画撮影の時のマニュアルモードを紹介します。
マニュアルモードを使うと、絞り・シャッタースピード・ISOなど・・自分の好みに設定ができます。
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マニュアルモードのメリット
マニュアルモードを使うメリットはこちら
- 細かな設定ができる
- 感覚的に操作できる
順番に紹介していきます。
細かな設定ができる
写真撮影でよく使うA(絞り優先)モードだと、F値を調節するだけなのでとても簡単です。
ですが、動画撮影だとF値だけの調節では不便なことも・・
例えば・・
明るい時に「シャッタースピード」で明るさを調節したいのに、ISOで調節されてしまうなど・・カメラ任せにすると自分の思った通りの設定にならないことがあります。
そんな時は、マニュアルモードを選択してしまうのが簡単です。
マニュアルモードを使えば、「絞り」「シャッタースピード」「ISO」の組み合わせが自分でできるようになります。
感覚的に操作できる
「絞り」「シャッタースピード」「ISO」の組み合わせが自分でできるようになります・・・といっても、ちょっと分かりにくい・・
という方もいらっしゃるかもしれません。
実は、カメラの液晶画面を見ると感覚的に操作できてしまいます。
カメラの液晶画面を見て一番分かりやすいのが「設定後の画面の明るさ」です。
絞り優先モード(A)では、分からなかった画面の明るさが、マニュアルモードを使うと視覚的に判断できるようになります。
マニュアルモードを使う前に
マニュアルモードのメリットを紹介したので、次はマニュアルモードを使う前に押さえておくことを紹介します。
押さえておくポイントはこの3点
「何となく分かったような・・」くらいでも、かなり操作がしやすくなると思います。
項目ごとの特徴を書いたので、ややゴチャゴチャした内容になっています・・。
要点だけ知りたい方は、少し先の「まとめると・・・」の表を確認してみるといいかもしれません。
F値
F値は、絞り優先モード(A)にした時に設定できる数値です。
一眼レフカメラで撮ったような、ボケ味のある写真を撮る時に使うイメージです。
そんなF値ですが、特徴があります。
- ボケ味の調節
- 明るさの調節
ボケ味を調節
先ほど紹介した通りですが・・ボケ味を調節できます。
特徴はこちら
ボケ味についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
明るさの調節
F値を調節するとボケ味だけでなく、明るさの調節ができます。
ポイントはこちら
これだけ押さえておくと、F値を決める時に迷うことが少なくなると思います。
シャッタースピード
シャッタースピードは、動きの速い被写体を撮影する時に気にするイメージです。
明るさの調節
シャッタースピードは(誤解があるかもしれませんが・・)、「光を取り込む時間の調節」です。
なので、シャッタースピードを調節することは「明るさの調節効果もある」ということ。
特徴はこちら
シャッタースピードの調節
名前の通りですが・・・シャッタースピードの調節ができます。
写真を撮る場合の特徴はこちら
動画撮影の場合は・・正直まだ分かりません・・
感覚的にですが・・
になっているかな・・と思います。
(シャッタースピードと動画の仕上がりの関係については、動画撮影で分かった時に追加していきます・・)
ISO
ISOは、光の感度の調節をするときに使う設定です。
明るさを調節するには一番手っ取り早いのですが、ちょっと注意が必要なものでもあります。
キーワードは「明るさの調節はできる」けど・・「ノイズに注意」ということです。
明るさの調節
光の感度なので、明るさの調節ができます。
特徴はこちら
- ISOの数値を上げると「明るくなる」
- ISOの数値を下げると「暗くなる」
ノイズ
「ISOの数値を上げると明るくなるなら・・どんどん上げればいいのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
実は、ISOにはデメリットも存在します。
それが「ノイズ」
実はISOの数値を上げると「ノイズが出てしまう」
なので、きれいに動画を撮影したいときはISO値の設定は慎重に行った方が良いかもしれません。
まとめると・・
たくさんの内容が出てきたので、ごちゃごちゃになってしまうかもしれません。
簡単にまとめるとこんな感じです。
項目 | 特徴 |
数字を小さく |
数字を大きく |
---|---|---|---|
F値 | ボケ味 | ボケ味が強くなる | ボケ味が弱くなる |
明るさ | 明るくなる | 暗くなる | |
シャッタースピード | 仕上がり | 固い印象? | 柔らかい印象? |
明るさ | 暗くなる | 明るくなる | |
ISO | 明るさ | 暗くなる | 明るくなる |
ノイズ | 目立たない | 目立つ |
「数字を小さく」は「速く」
「数字を大きく」は「遅く」
に分類しています。
やり方
マニュアルモードの設定方法はとても簡単です。
マニュアルモードにする
ダイヤルを(M)に合わせるとマニュアルモードにできます。
F値の調整
F値は、シャッターボタンの奥にあるツマミを回すことで調整できます。
画像の説明だと分かりにくいかもしれませんが・・
といった感じです。
シャッタースピード
シャッタースピードは、シャッターボタンの手前側にあるツマミを回すことで調整できます。
といった感じです。
ISO
ISOはシャッタースピードの設定方法に似ています。
シャッタースピードの調整との違いは「ISOボタンを押す」ということ。
ISOボタンを押しながら、シャッタースピードの調整で使ったツマミを回すとISO値の調整ができます。
マニュアルモードの使用例
普段動画を撮る時に使っている方法を紹介します。
・・参考になれば、と思います。
暗い時(被写体がほとんど動かない場合)
被写体がほとんど動かない場合に「暗いな・・」と感じた時の設定方法を紹介します。
この順番でやっています。
明かりを取り入れる
当然ですが、暗い時は明かりを取り入れるのが一番だと思います。
「窓を開けて光を入れる」「部屋の電気をつける」だけでも結構明るくなります。
シャッター速度を遅くする
次にやることが「シャッタースピードを遅くする」ということ。
被写体の動きがほとんどない場合は、シャッタースピードを遅くしても、ほとんど影響がないと思います。(感覚としては、全く問題なしです)
シャッタースピードを遅くするだけでも、画面が明るくなります。
暗い時の対策としてはいいと思います。
F値の数値を下げる
シャッタースピードの次にやることが「F値の数値を下げる」です。
F値の数値を下げると画面が明るくなるので、暗い時にはいいと思います。
ただ、背景がボケやすくなるので・・・「背景がくっきりした映像を撮りたい」という時は注意が必要です。
ISOを上げる
最後にやるのが「ISOを上げる」です。
ISOを最後に調整するのは、「ISOを上げすぎるとノイズが出るから」です。
(個人的な意見ですが・・)映像を撮っていると気になるのが「ノイズが目立つ時」です。
せっかくきれいに撮りたいのに、撮り終わって確認してみると「ノイズが酷い・・・」状況だと、ガッカリしてしまいます。
なので、ISOは最終手段かな・・と思っています。
ちなみにISOはできるだけ1600以下にしています。
(D750だとISO3200くらいでも問題ないと思います)
作例
マニュアルモードで撮った動画を紹介します。
曇りの天気で室内でしたが、F値、シャッタースピード、ISOを調節して撮影しました。
通常なら暗めに写ってしまう状況ですが、マニュアルモードを使うと明るく撮ることができます。
ちなみに、こちらの動画は家族のYouTube動画撮影の手伝いをした時のものです。
「マニュアルモードを使えば、狙った明るさで撮れるかも・・」と思って初めてマニュアルモードに挑戦してみましたが、思惑通りの明るさに仕上がりました。
今までマニュアルモードを使ってこなかった方も十分使いこなせると思います。
あとがき
今回は、ニコンのフルサイズ一眼レフD750の動画撮影方法として「マニュアルモード」を使った場合を紹介しました。
自分で全部設定するのは、ちょっと面倒で難しいと感じてしまいそうです。
ただ、慣れると細かな設定もできるので「かゆいところに手が届く」といった感じです。
動画撮影をしてみようと思っている方は、ぜひマニュアルモードを試してみてください。