万年筆のインクは持つのか?検証してみました。
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万年筆を使ったことのない人が、万年筆に対して思うことのひとつが「インクが高そう」と「インクの持ちが悪そう」だと思います。
実は、万年筆を使う前は売り場で見るたびに「よさそうだけど、高そうだしボールペンで十分なのでは・・・」と思っていました。
ですが、「万年筆」というものを使ったことがなかったので「どんなものかだけでも試してみたい」と思い、買ってみました。
その時に買ったのが、プラチナ万年筆から発売されている万年筆「プレジール」
リーズナブルな価格だったので、初めは、使ってみて自分に合わなくても諦めがつくという気持ちでした。
使ってみると想像以上に良かったので、かれこれ3年使っています。(今も活躍中です。)
プレジールを使った感想についてはこちらの記事で紹介しています。
書きやすさは十分実感していましたが、最近になって気になったことがありました。
それが、「インクの持ち」
何気なく、「インクが切れたら交換」を繰り返していたので、万年筆の「インクの持ちが悪そう」という疑問が解消していませんでした。
そこで今回は、「インクカートリッジ1本あたりでどのくらい持つのか・・。」の疑問を検証してみたいと思います。
- 万年筆のインクの持ちを検証(検証方法)
- 検証結果(想像以上に書けた)
- インクの持ちについて
- 気になるインクのコストは?
- 今回の検証で新たに気が付いたこと
- インクは3種類(黒、ブルーブラック、赤)
- あとがき
万年筆のインクの持ちを検証(検証方法)
使ったもの
インクの持ちを確かめるだけなので、使ったものはこれだけ。
- インクを交換したプレジール(万年筆)
- B5サイズのルーズリーフ(1ページ36行)
検証の仕方
B5サイズのルーズリーフに英単語を書き続けるだけです。
インクが切れた時に、何枚書けたかを確認します。
シンプルなものの大変な作業です。
検証結果(想像以上に書けた)
インクが切れるまでひたすら書き続けていきました。
そして、やっとのことで、インク切れ・・・
インク切れの達成感を感じつつ数えてみると13枚でした。
13枚?意外と少ないと思うかもしれません。13枚といっても両面書いているので、ページ数にすると・・・26ページ分(正確には25ページと28行半でした)
想像以上にたくさん書けました。
インクの持ちについて
今回の検証をする前は、万年筆のインクはそこまで持たないだろう、と思っていました。せいぜい5、6枚くらいかな、と
実際に書いてみるとその倍くらいでした。
ただ、書いた内容が「英単語」ということもあり、漢字など他の文字だと若干少なくなるかもしれません。
1行にアルファベットが約70文字で1ページ36行ということは・・・
1ページ当たり、約2,520文字
インクが切れるまでに書けたのが、25ページと27行と半なので・・・
合計でアルファベットが約64,925文字書けたことになります。
文字数をカウントすると、自分自身に「よくやった!」と褒めてあげたいくらい書いたことに気づかされました。
気になるインクのコストは?
インクカートリッジ1本でアルファベットが約64,925文字書けました。
ですが、気になるのがインクカートリッジの値段。
結局インクカートリッジが高かったら、たくさん書けてもあまり意味がありません。
実は、インクカートリッジは、お手頃価格です。
インクカートリッジが10本入って定価は¥400(税抜き)です。
ですが・・・Amazonで買うと、もうちょっと安く買えます。
2020年1月現在ですが、金額が¥304(税込み)。安い時は¥300を切ることもあります。
税抜きだと・・・約¥276となります。
1本でアルファベットを約64,925文字書けるので、10本で・・・約649,250文字
300円くらいで、こんなに文字が書けてしまうとは、コストパフォーマンスが高いと言えそうです。
今回の検証で新たに気が付いたこと
手が疲れにくい(書き続ける作業に向いている)
書くときに力がほとんどいらないので、数時間書き続けても手が痛くなりません。ずっと書いていられるよう。
実際、4時間休みなしで書いてもまだまだ書けそうな感じでした。
(英単語を書いて覚えていたので、頭の方が先に疲れてしまいました。)
手の疲れにくさは、ボールペンと比べものにならないほどです。
ボールペンを使っていた時は、書きたいのに手が痛くなって「書きたいけど、手が痛くて書きたくない・・・」というモヤモヤした気分になっていました。
その悩みが解消されたので、スッキリしました。
なので、ずっと書き続けないといけない場合に最適です。
例えば・・・
- 試験勉強でノートに書いて覚えるとき。
- アイデアをどんどん書き出していきたいとき。
- 講習・講演に出席してメモを取りたいとき。
そんな時に、ずっと書いていられるようなペンを持っていると、頼もしいです。
モチベーション維持に効果的
今回の「万年筆のインクの持ち」の検証では、書き終わるのに約1週間かかりました。
一方ボールペンのインクは、何気なく使っていても1週間以上は持っているような気がしています。(ボールペンのインクの持ちはまだ検証していません)
仮にインクの持ちが・・・万年筆 < ボールペン
とした場合。
当然、万年筆の方がインクの交換頻度が多くなります。
意外これが勉強や仕事などの「モチベーション維持」に役立ってくれます。
例えば、勉強をしているときに数値目標を点数にするとなかなか努力に対する成果が分かりません。
そこで、目標の一つに「万年筆のインクカートリッジの本数」を入れるという方法があります。
ボールペンより交換頻度の高い万年筆のインクカートリッジの交換を目標にすることで、「小さな目標」をたくさん作れます。
これが意外と効果的。
(もちろん、勉強方法や戦略を策定することは必要ですが・・・)インクカートリッジを1本使い切るごとに小さな達成感を得られるようにすると、「書く」という単純な作業も楽しめるようになります。
ちょうどゲームでいう経験値を得るような感じでしょうか。
インクは3種類(黒、ブルーブラック、赤)
現在使っているインクは黒です。
黒は濃いめでしっかりした文字が書けます。
ただ、使う人によっては「黒だけだとちょっと物足りない」「黒以外の色を使いたい」と思う方もいるかもしれません。
実は黒の他に「ブルーブラック」と「赤」があります。
こちらの色は試したことがないので分からないですが、Amazonのレビューを見てみると高評価のようです。
「ブルーブラック」は時間とともにブルーからブラックに色が変わっていくようなので、書いた後も「味のある色を」楽しめそうです。
「赤」は明るい朱色だそうで、赤い下敷きで書いた文字が隠れるので暗記に良いということが書いてありました。
今使っている黒インクがなくなったらチャレンジしてみようと思います。
あとがき
今回は、今まで疑問に思っていたのにやってこなかった「万年筆のインクカートリッジの持ち」を検証してみました。
単に文字をひたすら書くだけの作業なのに、思いのほかインクの持ちがいいということや「万年筆の知られざるメリット」に気づかされました。
「万年筆はなんだか高そう・・・」と思っている方の参考になれば・・・
そして、「万年筆デビュー」の助けになればうれしいです。