リコーGR2で旅行中の写真がきれいに撮れます。
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投稿日:2020年1月1日 更新日:2020年7月28日
写真を撮る時に使うカメラはたくさんあります。一眼レフ、ミラーレス一眼、スマートフォンなど。
ですが、国内外の旅行で写真をコンパクトデジカメで撮るという選択を紹介したいと思います。「コンパクトデジカメ=安くてイマイチな写真が撮れる」というイメージの方は、ぜひこの記事を見てください。
コンパクトデジカメには、一眼レフのような写真が撮れるものがあります。
- 軽くてコンパクトなデジカメを探している方
- 高画質なカメラを探している方
- お得なカメラを探している方
- そもそもGRⅡとは
- 旅行のお供にいい理由
- GRⅡの弱点
- GRⅡを買ったら用意しておきたいもの
- 後継機種GRⅢが発売している中でGRⅡを勧める理由
- GR2を手に入れる方法
- 旅行写真を撮ったとっておきの写真は・・・販売するのもアリ
- あとがき
そもそもGRⅡとは
GRⅡは、リコーイメージング株式会社より発売されているコンパクトデジカメです。
Get Real 真を写す。というキャッチコピーにあるように今すぐ出かけて写真を撮りたくなる、そんなカメラです。
現在は、後継機種のGRⅢも発売されています。
※おすすめの購入先は、この記事後半の「後継機種GRⅢが発売している中でGRⅡを勧める理由」で紹介しています。
最新機種はGRⅢxが出ているようです。
今も使っているGR2は二つ前の機種ですが、2022年もまだまだ現役で使えています。
買ってから約4年使っていますが、壊れずに使えていることを考えると「一度買えば長く使える」という印象です。
基本スペック
リコーGRⅡの公式ページによると基本的なスペックはこちら
詳しいスペックを知りたい方は、製品ページを見ると分かりやすいです。
サイズがとてもコンパクトなのがポイントだと思います。
このコンパクトさはこちらの方におススメです。
- 今までスマホで写真を撮っていた方
- ミラーレス一眼、一眼レフを使って「重い・・・」と感じている方
旅行のお供にいい理由
GRⅡが旅行に良い理由はこちら
- 軽くてコンパクト
- 起動が速い
- 高画質
軽くてコンパクト
GRⅡの重さは、約221g。
iPhone Pro Maxが226gなので、スマホを持っているような重さです。
「スマホが重くて持ち歩きたくない・・」という方はほとんどいないと思うので、GRⅡの重さはあまり気にならないと思います。
また、電源を切るとレンズが引っ込むので、使わない時はさらにコンパクトになります。かさばらないのもポイントです。
持ち運びに便利
旅行などの長時間の移動にも向いています。海外旅行では、疲れがたまると体調を崩す原因にもなります。カメラ(荷物)を軽くするだけでも疲れにくくなり、より旅行を楽しめるかと、思います。
「小さくてコンパクト」は、旅行だけでなく普段の外出でも便利です。
普段からGRⅡを持ち歩くと、シャッターチャンスに出会える機会が多くなります。
たくさん写真を撮ることで、良い写真が増えるだけでなく写真のスキルも上がる気がします。
盗難防止になる
海外旅行に行ってみて感じたことですが、GRⅡは盗難防止になるような気がしています。
その理由は、コンパクトさ。
勝手に思っていることですが、海外では「大きなカメラ=高価」というイメージ。
なので、GRⅡのようにコンパクトなカメラは「小さい=安価」というイメージなのでは、と思っています。
(実際、一眼レフは高価なものが多くて、コンデジにはかなり安価なものがあるので、見た目通りなところもあるかもしれません・・・)
また、GRⅡ(リコー)はそこまで有名なカメラメーカーでは無いのもポイント。
有名なカメラメーカーというと【キヤノン!】とか【ニコン!】などを浮かべるうえ、ロゴがしっかり入っています。いかにも「いいメーカーのカメラを使っています」と言わんばかり。
それに対してGRⅡは小さく「RICOH」と「GR」とだけ書いてあるので、しっかり見ないと分かりません。分からない人には「その辺の安いコンデジ」という風に見えるのも安心の理由なのかもしれません。
※上の写真は文庫本の上にGRⅡを乗せたものです。かえってサイズ感が伝わりにくいような気がしています・・。サイズ感がバッチリ伝わる写真が撮れ次第、差し替える予定です。
起動が速い
GRⅡの起動はとても速いです。
実際に試してみたところ、2秒ほどで起動しました。
「2秒?」、「けっこう長くない?」
と思うかもしれないので、普段の使い方を紹介します。
- 撮りたい風景などを見つける
- GRⅡを取り出すと同時に【電源ボタンを押す】
- 構えた時には【バッチリ撮影モード】になっている
こんな感じなので、体感としては、0秒で撮影できる気がしています。
GRⅡは「最強のスナップシューター」といわれています。
その名の通り、スナップ写真がとても得意です。これも起動の速さがあるからできること、だと思います。
スナップ写真(スナップしゃしん)は、下準備その他特にせず、日常のできごとあるいは出会った光景を一瞬の下に撮影する写真。正しくはスナップショット。 Wikipedia スナップ写真より一部引用
慣れてくると「う~ん、撮ろうかどうしようか・・・」と悩んでいる間に、撮影していたという風になります。
「撮っておけばよかった・・」という後悔がなくなります。
操作性がいい
GRⅡは起動が速いだけでなく、操作性が良いのも特徴です。
よく使う撮影方法は、ボタン一つで設定できてしまうものがほとんど。なので「メニューを開いて操作している間にシャッターチャンスを逃してしまった・・」ということがほとんどありません。
シャッター音が静か
GRⅡはシャッター音がとても静かです。
文字で表現するのはとても難しいですが、シャッターを押すと「・・・・・カチッ・・・・」と小さな音がするだけです。
旅行中だと、にぎやかな場所だけではありません。中には、お寺など静かなところにも行くことがあります。そんな時にiPhoneのような「ガシャッ!!」という音が出ると、自分も周りの人も驚いてしまいます。
音を気にしないで撮影ができるのもポイントだと思います。
高画質
GRⅡは実はキレイな写真が撮れます。
「イメージセンサー?なにそれ?」という方はこちらのサイトに詳しい説明がありましたので参考にしてみてください。
ざっくりいうと、イメージセンサーが大きいほど【画角】【ボカし】【色の表現】が豊かになるようなイメージです。
GRⅡを使うまで「スマホカメラで十分!」と思っていましたが、一度GRⅡを使うとスマホカメラの表現の雑さが気になってしまいました。(かなりきれいになってきているのですが・・・)
ちなみに公式ページの作例を見るとGRⅡで撮った写真が見れます。(カタログなのでPDFです)
プロの方が撮影した写真を見ると、このカメラでこんな写真が撮れるのか、と驚かされます。同時に、自分がコンパクトデジカメを使って、こんな写真を撮れるようになったら・・と思うとわくわくしてしまいます。
「どうせプロが撮っているからキレイなんでしょ」という方もいると思いますので、素人の作例もどうぞ。
ちなみに、そのまま撮ってもきれいな写真が撮れるGR2ですが、RAW現像をすると違った味がでます。
「GR2を使っているけど、なかなかいい写真が撮れない・・」という方はオススメです。
GR2の写真をRAW現像したときの記事はこちら
エフェクトがすごい
GRⅡはそのまま撮影してもきれいですが、エフェクトを使うとさらに表現の幅が広がります。
「別のエフェクトを使って撮影するとどうなるかな」と考えながら撮影するのも楽しいです。
白黒 白黒(TE) ハイコントラスト白黒 クロスプロセス ポジフィルム調 ブリーチバイパス レトロ ミニチュアライズ シフトクロップ ハイキー HDR調 明瞭コントロール 光沢コントロール かすか 雅 鮮やか 人物
エフェクトの一例ですが、こんな写真も撮れます。
GRⅡのエフェクトについてはこちらの記事で紹介しています。
マクロとぼかしがきれい
GRⅡはマクロやボカしがきれいです。
マクロやボカしは植物・小物や料理などで使うと、撮りたいものをメインにした写真が撮りやすくなります。
料理の写真はこちらの記事にあります。(行ったレストランの紹介ということもあり、結構雑に撮っているのであまり参考にならないかもしれません・・・)
こちらは、マクロとボカしを組み合わせて撮った写真です。
慣れてくると玉ボケ(背景が玉のようになる)もできるようになります。
そうすると、ちょっとした植物もきれいな写真になります。
最近GRⅡのエフェクトをいじっていたら、レトロな写真が撮れました。
作例と設定方法を紹介した記事を作りましたので、気になった方はこちらもどうぞ。
単焦点レンズ
GRⅡは単焦点レンズです。
GRⅡ(単焦点)を使っていて分かった特徴
単焦点のいいところ
- 写真が明るい
- ボカしがきれい
- 写真が上達する
絞りのF値(数値)を低くできるので、写真が明るくなり、ボカしもきれいに写ります。
「写真が上達する」についてはピンとこないかもしれません。ズームの出来ない単焦点レンズだと、撮影をしたい距離や角度に自分で近づかないといけません。初めはちょっと面倒ですが、使っていくにつれて距離感などが身についてきます。「この辺から撮ったらいい感じ!」と感覚的に分かるようになります。
単焦点のイマイチなところ
- ズームができない
単焦点レンズなのでズームができません。撮影シーンによってはイマイチなことも・・。例えば、きれいな野鳥を撮りたいと思って近づくと・・・ほぼ逃げられます(笑)
Wi-Fi機能が便利
GRⅡにはWi-Fi機能が付いています。
「Wi-Fi?インターネットが使えるの?」と思いそうですが、使えません。
Wi-Fi機能で出来ることは、【GRⅡで撮った写真をスマホに転送できる】ということです。
活用例
写真の転送
- 旅行先で撮った写真を、家族や友達にLINEで送る
- 集合写真を撮ったらすぐに共有できる
- SNSにアップ
遠隔操作
- 手ぶれを抑えて撮影する
- セルフタイマーを使わないで集合写真が撮れる
- 証明写真が自分で作れる
WiFi機能を使えるとGRⅡがさらに便利になります。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
GRⅡの弱点
ここまでGRⅡの良いところを紹介してきましたが、弱点もあります。
それが、チルト液晶でないこと。
つまり、液晶画面が動かないということです。
デメリットはこちら
- 高いところ、低いところの撮影がしにくい
- 自撮りがしにくい
高いところや低いところの撮影の際、撮影画面を確認しにくいです。
対策としては、感覚として慣れるしかないかと思います。慣れれば気になりませんが、それまでは苦戦するかもしれません。
カメラを自分の方に向けた時に液晶画面が見えないので、自撮りがしにくいです。
・・ただ、自撮りができない訳ではありません。自撮りの方法はこちらの記事で紹介していました。この記事を読むまで、GRⅡで自撮りができるとは思ってもいませんでした。
慣れれば使いこなせるようになりそうです。
自撮りをするときに、(液晶画面が見えなくて)写真写りを確認できないのも考え方によってはプラスにもなると感じています。
写りを意識しないので、かえって自然な表情で撮れる・・・かもしれません。
GRⅡを買ったら用意しておきたいもの
用意した方が良いものはこちら
- SDカード
- 液晶保護フィルム
- カメラケース
- 予備のバッテリー
- 充電器
詳しくは、こちらの記事で紹介しています。
後継機種GRⅢが発売している中でGRⅡを勧める理由
後継機種のGRⅢは、比較的最近発売したこともあって、性能が良くなっています。
性能を見た時に「無理してGRⅢを買わなくてもGRⅡで十分なのでは?」と感じました。
その大きな理由は、GRⅢの性能が良くなっていることよりも、GRⅡがお得に買える方がメリットが大きいと感じたからです。
値段
GRⅢは発売してまだ新しいこともあり、お値段が高めです。
それに対してGRⅡは比較的お手頃になってきています。
GRⅡとGRⅢの価格を調べてみました。(2021年2月現在)
機種 | 値段 | サイト |
---|---|---|
GRⅡ | ¥68,500 | 楽天市場(ポイント還元で安くなるかも) |
¥79,276 | Amazon(2020/5/15確認時点) | |
GRⅢ | ¥89,600 | Amazon |
性能
GRⅢとのスペック比較を見てみるとやはりGRⅡに比べて進化しているように感じます。
性能の一部を比較した表がこちら。
(他の性能が気になったら公式ページをご覧になってください)
GRⅢ | GRⅡ | |
---|---|---|
F値 | F2.8~F16 | |
有効画素数 | 約2424万画素 | 約1620万画素 |
ISO | 100~102400 | 100~25600 |
映像素子 | APS-C | |
手振れ補正 | あり | なし |
GRⅡがよくないわけではなく、いい写真を撮るためには、GRⅡで十分戦えると感じています。
まずは、有効画素数の違い・・・この点は「GRⅡで十分かな」と思っています。
というのは、そこまで画像を引き伸ばさないから。
カメラのキタムラのサイトの、最適なプリントサイズを見てみるとこんなことが書いてありました。
A3サイズの紙に印刷するのに必要な画素数が1400万以上だそう。
画素数が増えた分だけ記録容量も大きくなってしまうので、撮影枚数が少なくなってしまうのも気になります。
次は、ISOの違い・・・これも問題ないと思っています。
普段、夜景撮影をするときに使うISO値は高くても3,200ほど。
GRⅡのISO最大値25600は今まで一度も使ったことがありません。
・・・手振れ補正はあると安心だと思います。
GRⅢの大きなメリットは、この手振れ補正が大きいと感じています。
ただGRⅡがブレブレで不便かというとそうでもありません。
GRⅡは明るい場所では歩きながらでも、思った以上に、きれいな写真がとれてしまいます。
暗い場所では、撮影方法を工夫すれば手振れをかなり軽減できるので、慣れてくると、きれいな写真が撮れるようになります。
とはいっても、予算が合えばGRⅢの方が良いかもしれません。
性能もかなり上がっているので・・・。
GR2を手に入れる方法
GR3の登場もあってGR2は比較的入手しにくい状態です。
オススメなのが、ネットショッピングを利用すること。
Amazon、楽天市場、Yahooショッピングなどでは扱っています。
Amazon
以前より価格が上がったような気がしています。
価格変動があるので、念のためチェックするのがよさそうです。
楽天市場
楽天市場は、少し前は安かったのですが、値段が上がっているようです。
価格変動があるので、念のためチェックしてみてもいいかもしれません。
Yahooショッピング
Yahoo!ショッピングでもやや値段が上がっているようです。
購入前にお試しするのもアリ
最近サービスが多くなっている「カメラレンタル」では、GR2をレンタルできるところもあります。
「納得するまで操作してから購入したい」という方にも、いいと思います。
GR2をレンタルできるところは「レンティオ」です。
価格も良心的な上に、気に入った場合はそのまま購入することも出来るそう。
もし、中古を探すなら「動作確認ができる」のでレンティオがいいかも。
ちなみに GR3もありました。
他にもたくさんのカメラがあるので、チェックしてみてもいいかもしれません。
旅行写真を撮ったとっておきの写真は・・・販売するのもアリ
GRⅡを使って旅行の写真を撮ったなら、データとして保存するのもいいし、写真プリントをするのもいいです。
ですが、とっておきの写真。
販売するのもアリかもしれません。
フォトストックサービスを利用すれば、自分で撮った写真を販売することができます。
自分の撮った写真が、売れた時はもちろん収入も入りますが、なによりうれしいです。
登録も難しくないので、気になった方は挑戦してみてもいいかもしれません。
ちなみに現在は、PIXTAとAdobe Stockに登録して写真販売をしています。
写真の登録には審査がありますが、GRⅡで撮影した写真は、結構審査に通っています。
写真の販売記録はこちらの記事で紹介しています。
あとがき
今回はGRⅡを紹介しました。
ミラーレス一眼やスマートフォンのカメラで写真が撮れる中で、あえてコンパクトデジカメの選択は、旅行でも良い選択だと思います。
実は、GRⅡは初めてひとり海外旅行をしたときからずっと使っていて、旅の相棒として活躍しています。
たまたま見つけた像・建物、路地裏などの風景やレストランや屋台の食事など何でも写真に残せるのはとても楽しいです。
また、ズームができないという「欠点かな?」と思う点も、実際に使ってみると気づきもしなかった景色に関心を持つきっかけになります。
旅行から帰った後に、撮った写真を見返したり、販売することもできるので、旅行の後も楽しみが増えます。